師走の波に飲まれてしまい、ブログ更新もままならない状況が続いており本当にゴメンナサイ。
その中でも「オリジナルヘルメットペイント」については、ブログ掲載を楽しみにしておられるお客様も多い中、既に10個以上の作品をPC内にストックしてしまっていますので(汗)、本日より冬季休業期間まではブログ強化月間として連日ご紹介させていただきます!
前置きが長くなりましたが、お客様よりご依頼いただきました「オリジナルヘルメットペイント」作品が完成して参りましたので、ご紹介させていただきます。
今回の担当ペインターはAzumerry Presents(アズメリープレゼンツ)です。
お客様からの要望を元に細かなラインや配色の打ち合わせを行い、本制作前の3D CADデザイン画を製作させていいただきました。
こちらのデザイン画を元に完成した作品がこちらです!
鮮やかなオレンジとパープル系ブルーの組み合わせは洗練された落ち着いた印象すら漂います。1つ間違うと「ただシンプルなデザイン」になってしまう可能性もありましたが、細部まで計算し尽くされた工夫が随所に盛り込まれています。
【サイド】
デザイン構成の中で主役を務める「オレンジのパーツ部」はお客様のイニシャルでもある「R」の頭文字をアレンジしました。必要最小限のラインで構成されたシンプルデザインですが、決して寂しい印象を与えないのは微妙に変化するグラデーションの色調変化が生み出す存在感によるものです。
【フロント】
各スポンサーロゴを目立たせる事が出来るのもシンプルデザインのメリットの1つ。「いかにも貼り付けました」と言う雰囲気ではせっかくのオリジナルデザインが台無しなので、すべてのロゴは微妙なリサイズを行ったものを使用しています。 そう言った意味ではスポンサーロゴもれっきとしたデザインの一部です。
【リア】
一般的に横一線で構成される事の多い背面はアクセントの意味も込めて、少し大胆な構図を採用しました。バイクライダーが好んで使用する「ゼッケンNo」を強調する効果もあり、人とは一味違うオリジナリティーを狙ったパーツでもあります。
【頭頂部】
頭頂部のグラフィックは佐藤琢磨選手が好んで使用するものを採用。くっきりとしたラインではなく、グラデーションによって格子模様を表現するので奥行きが生まれます。光の角度によって微妙に表情が変化するのも魅力ですね。
【実は】
手元で確認しないと気づきにくいのですが、ブラック部分には細かなラメを散りばめています。太陽光などにあたる事でキラキラと7色に色調が変化しますので、重く平面的になりがちなブラックに立体感を生み出す事ができます。
【細部にこそ差は宿る】
帯部分にはお客様のご厚意により当店ロゴマークを配置させていただきました。後頭部で使用されたラメペイントが縁取りにも生かされている事にお気づきになりましたか?オリジナルヘルメットを製作する際、複雑なデザインよりもシンプルなデザインの方が技術やセンスの差が出やすいので、1つ1つのパーツの打ち合わせを入念に行います。
「ブルー」と一口に言っても決してそれは一色だけでは表現される訳ではありません。 細部にこそ差は宿る。そんなテーマを持って製作させていただきました。
最後となりましたが、この度オーダーいただきました「R.S 様」、本当にありがとうございました。
世界に1つだけのオリジナルヘルメットを末永くご愛用いただければ幸いです。
【ペイントデータ】
担当ペインター:Azumerry Presents(アズメリープレゼンツ)
ベースヘルメット:アライヘルメット GP6S
オプション :シュロス HANSヘルメットクリップセット
参考価格 :105,000円(税込)
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