KRS(ケテルレースサービス)さんに依頼していた、Sparcoヘルメット専用のコレクター変換ケーブルが完成いたしました。
このアイテムにより、Star5 R2チームで使用している無線機システムでも、WTX-J5iヘルメットに標準装備される2つのイヤースピーカー(内蔵型)と、ノイズキャンセリング機能も備えたマイクを使用する事が可能になりました。
(実はこのヘルメットをお客様に納品したのはかなり前の話しなのですが、これまでは内蔵スピーカーとマイクを使う事が出来ず、ダミー仕様!?でご愛用いただいておりました。本当にゴメンナサイ!)
モータースポーツはマシンやタイヤなど、ハード的な側面にスポットライトがあたる事が多いスポーツではありますが、それらを動かすのはすべて人、そう、生粋のヒューマンスポーツです。
見た目の華やかさに反して、走行中のドライバーは極めて孤独です。
「一体自分は何周走ったのだろう?」「レースはあと何周残ってるんだろう?」「周りと比べてラップタイムは遅いのだろうか?速いのだろうか?」「前後のドライバーとの間隔はどれくらいだろう?」など、ドライビング以外の部分でも、様々な不安と戦っています。
ホームストレート上で表示されるピットサインボードを確認すれば、チームスタッフとも最低限のコミニュケーションはとる事が出来ますが、やはり圧倒的な情報不足です。そこで必要とされるのが無線機システムです。
Star5では、Super GTやSuper Formulaをはじめとし、国内を代表するトップカテゴリーに無線機システムを提供しているKRS(ケテルレースサービス)さんより無線機に関するすべてのサービスを供給していただいています。
携帯電話を使用するケースや、比較的安価に手に入る無線機を使う手もありますが、不快なノイズが発生したり、こちらの声は届いているのか?と不安に思うようなシーンに遭遇する事が多く、結果的にドライビングに集中出来ないと言うのがパターンです。
KRSの無線機システムは決してプロチームだけのモノではありません。
サンデーレースや仲間内での耐久レースに参加される方にこそ、是非使っていただきたく思います。
カテゴリーや使用用途によって、準備する構成が大きく異なりますので、ご興味がおありの方はタカサキまでお気軽にお問合せください(数には限りがありますが、スケジュールが問題なければStar5所有の無線機システムをお貸し出しする事も可能です)。