

現メインカーのFIAT Puntoのチューニング企画(私的)ですが、人知れず進行中です。見た目にわかりやすい部分はまだまだこれからですが、順調に『楽しい車』になって来ました(元から楽しい車ではありますが)。

本当は一番始めに取りかかりたかったのですが、ワンオフでシートレールを製作する必要があった為にタイミングが前後してしまいましたが、ようやくバケットシートを投入出来ました。
今回選んだのは、アップライトなポジションで、深すぎず浅すぎずの絶妙な座り心地が特徴のSparco EVO。専用シートレールのお陰で、干渉もなく綺麗に取り付け出来て一安心です。

店頭でお車のチューニングについて相談される事も多いのですが、その第一歩としてオススメするのはタイヤでも、ブレーキパッドでも、エンジンオイルでもありません。
それは『バケットシート』です。
ドライビングにおいて、最も影響力が大きなパーツがドライバー自身である事が唯一にした最大の理由です。
純正シートに慣れ親しんでいると案外気付きにくいのですが、コーナリング中に身体がシートからずれる(ホールドが甘い)事を嫌って、不自然なポジションをとったり、マシンの限界やインフォメーションを手前(デフォルメ)に見誤ってしまいます。
決してこれはプロフェッショナルな領域の話しではなく、免許とりたての経験がほとんどないドライバーでも十分に体感出来る事実です。
ドライバーを正しい位置に留めておけない純正シートや形だけのスポーツシートでは正しい情報を得ることが出来ず、結果的に謝ったセッティングを見出だしてしまう方があまりにも多いのが実情です。
クロックスは快適ですが、フルマラソンに履いて行こうとは思いませんよね?
僕が言いたいのはそう言う事です。
楽チンと快適って似ているようで全然違うんです。
じゃあ、バケットシートだったら何でも良いのか?
答えはもちろんNoです。
Star5が数あるブランドの中から厳選して取り扱っている『Sparco』と『BRIDE』。この2つにも明確な違いとメリットとデメリットがあります。
じゃあ、結局僕はどんなバケットシートを選べば良いの?
皆さんが気になるのはそこですよね。
でも、それをここで説明していると凄く長文になってしまうので、今日のところは『バケットシートはチューニングパーツの第一歩』とだけ理解してもらえたら幸いです!
そこで、次回はSparcoとBRIDEのキャラクターの違いやバケットシートの選び方について書きたいと思います。