S5R2に装着する「ミシュラン パイロット プレセダPP2」が到着しました。既に関西圏のK4レースでは実績があり、急激に需要が高まりつつあるセカンドラジアルタイヤの代表格とも言えるモデルですが、果たしてR2との相性はどうでしょうか?
昔からこう言ったNEWアイテムが手に入ると「すぐに試したくて仕方がない」性格です。スニーカーなどもお店で購入時にそのまま履いて帰ってくるようなタイプなので、タイヤにももちろんそれは当てはまります。
そこで早速、S5R2K4メンバーでもある大北さんが経営する道場タイヤ商会にて、装着作業を行って来ました。
プレセダPP2への交換にあたり、Star5が最も信頼を置くホイール・ENKEI(エンケイ)から届いたばかりの「RS+M」を同時装着。私的な理論値ではドンピシャの組み合わせなハズですが、ホイールについては別記事でご紹介したいと思います。
装着完了ですが、時間的にも準備的にもサーキットテストを行う余裕などはもちろんありません。ひとまず安全第一での公道テストを遂行しましたので、ファーストインプレッションをお届けします。
第一印象は優等生そのもの
走りだしてすぐに「タイヤ縦方向の適度なダンピング性能」と「ハンドルセンター付近での穏やかで安心感のある挙動」を感じ取る事が出来ました。サーキットでのパフォーマンスとしてはあまり重視されない性能かも知れませんが、タウンユースも念頭に置いたS5R2としてはかなり高ポイントです。
第一印象ではステアリング操作に対して素直でシャープな反応性を持っており、粘着質と言うよりも、トレッド全体で路面を掴むようなグリップを感じました。ここまでは非常に優等生と言える印象です。
ポジティブにもネガティブにもなる「癖」はある
しかし、速度域を高めたままコーナリングを行った際には、ポジティブにもネガティブにもなるであろう挙動が如実に表れます。それはフロントタイヤへの面圧を高めた際のグリップレベルの立ち上がりが思っていた以上に強く、非力なK4マシンにとってはオーバーグリップになってしまう可能性があります。
わかりやすく言うと「踏ん張りが効く」、悪く言うと「K4にとってはオーバーグリップ(グリップレベルをコントロールしにくい)」と言う事になるかと思います。
突っ込みではなく、飛び込み。がポイント
でもご心配なく。この特性をしっかりと理解・活用すれば、旋回速度を高めつつ、より早く加速体勢に移る事が出来ます。いつもプロジェクトメンバーには口グセのように言っているセリフ、「突っ込みではなく、飛び込みが大切」を実践出来るタイヤだと思います。
タイヤの規格としては一世代前のモデルとはなりますが、前評判以上の良いタイヤに出会えました。今週末には鈴鹿ツインサーキットでのシェイクダウンテストが控えているので、そこでも新たな発見があるかと思うとワクワクしますね。
K4に装着するタイヤでお悩みの方、これは試す価値ありですよ!こっそりと当店でも販売中ですので、ご希望の際はお気軽にご相談ください(当店はタイヤ屋さんではありません)。